抗うつ剤の進化

進化を遂げている抗うつ剤

一生のうちに16人に1人がかかると言われているうつ病ですが、治療の中心といえる抗うつ剤についてはまだ知られていないことが多いようです。 抗うつ剤は古いものから三環系、四環系、SSRI、SNRI、NaSSAと分類されています。新しく開発された薬ほど、治療効果が高く、副作用が少なくなると言われています。しかし、個人の体質との相性もあるため、新しい薬よりも古い薬のほうが、効果が高い場合もあります。 歴史のある三環系、四環系は効果は強力ですが、副作用も多いと言われています。現在では新しい薬が効かない場合のみ使われています。 SSRIとSNRIは、現在治療の中心となっており、効果は高く、副作用が少ないバランスの良い薬となっています。 NaSSAは、効果も強いのですが眠気や体重増加の副作用が起きやすいと言われています。

副作用と注意点について

誤解されがちですが、抗うつ剤に依存性はありません。 しかし、必要のない神経系にまで作用してしまうため、副作用があります。代表的な副作用は、口渇、便秘・排尿障害、眠気、胃腸障害、頭痛などです。 その他、抗うつ剤が投与されて初期は、不安や焦燥感、衝動性が高まることがあります。もちろんこれらはすべての患者に現れるわけではありません。体質や、健康状態により、ほとんど気にならない人もいます。個人差が大きく、まれに重篤な副作用が出現する場合もあります。 いずれの薬も自己判断で服薬を中止してはいけません。断薬する場合、通常は少しずつ減薬していきます。急に服薬を中断すると離脱症状が強く出てしまい、治療が最初からやり直しになる場合があります。 抗うつ剤は正しく使うことで最大の効果を発揮します。症状の改善を感じても、必ず主治医に相談をして、独断での減薬や断薬は避けましょう。