抗うつ剤を選ぶ

抗うつ剤の第一選択SSRIについて

抗うつ剤と一口にいっても種類が多いので、一般的で、よく処方される抗うつ剤に限定してご紹介します。 まず、抗うつ剤の第一選択として約70%の人に処方される物に、 SSRIがあります。これは英語のSelective Serotonin Reuptake Inhibitorsの略で日本語では選択的セロトニン再取り込み阻害薬です。 これは、一番歴史の古い三環系抗うつ剤(TCA)から進化した新薬です。 TACは、一番強力ですが、その副作用も強いものでした。 その副作用は命に関わるほど深刻なものなので、現在では、余程他の薬が効かない人に使用が検討されるくらいの使われ方です。 TACの良い面だけを残し、ほかの場所で副作用を起こさない様に開発されたのがSSRIです。 セロトニンは脳内の神経伝達物質で、精神の安定、癒しの効果があり、俗に幸せホルモンとも呼ばれています。 うつ病の人は、この物質が少ないのです。 そこで、この薬で、セロトニンが再取り込みで余計に減ってしまわないようブロックするのです。

さらに、SNRIとその他紹介

次に、同じ三環系抗うつ剤から進化した薬でSSRIと同じく第一選択として、よく処方されるものに、SNRIがあります。Selotonin Norepinephrine Reuptake Inhibitorsの略で、日本語では、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬です。 ノルアドレナリンはセロトニンと同じく脳内の神経物質で、これもうつ病の人には少なく、気力や意欲や物事の関心、やる気が出ないといった状態になります。 また、心因性の痛みを軽減する効果もあり、選択する上での考慮材料になります。 SSRI、SNRIともに効果の強さと副作用の少なさのバランスが良く、効果がで始めるのは14日〜60日程と言われます。 その他、効果の早い物に、四環系抗うつ剤があり、こちらは7日程で効果が出始めます。 さらに、眠気を誘う効果があり、不眠のあるうつ病に使用されます。 ただし、効果が弱い物であったため、さらに、改良され効果の強くなったNaSSAが新薬として誕生しました。 しかし、こちらは体重の増加などの副作用がやや多く、途中で使用を中止しなくてはならなくなる事があります。